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私は焦りました。
彼女は完全に、そのモードに入っていました。
このまま彼女の口の中に出してもいいかなと、ちらっとは思いましたが、今ここで出すのはやはり抵抗感がありました。
何か主導権を握られているような……。
私はどちらかと言うと、“される”よりは“したい”方でした。
「百合さん……、最初に俺のを出すときは、百合さんの中に出したいんだ……」
「ほんとに……?」
彼女の目が、一瞬大きくなったようでした。
「だめかなぁ……? 今度、時間があるとき、ゆっくりと百合さんとしたい……」
彼女は「うん」とうなずくと、私の首に手を回し、キスをしてきました。
「本当に、わたしでいい? おばさんだけど……」
「うん。百合さんとなら、してみたい……」
「して……して、今度して……」

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2016/05/20(金) 16:45 短編小説 PERMALINK COM(0)
「パパ、今から帰るね。友だちも一人連れて行っていいかな?」
12時を少し回った頃です。
娘の桜からの電話でした。
今日は一人娘、桜の成人式です。
東京で一人暮らしをして大学に通っている桜が、成人式に出席するため久しぶりに帰省していました。
市民センターでの成人式が終わったのでしょう。
「うん、いいよ。気をつけて帰っておいで、桜」
私はそう言うと受話器を置きました。
もうあれから20年も経つのです。
私も50歳を過ぎました。
娘が二十歳になった今、思い出される女性がいます。
私が結婚してから妻以外に抱いた女性が一人だけいました。
桜はそのひとにちなんで名付けたのです。
その女性の名前は、百合さんと言いました。
その当時、百合さんは40代前半だったと思います。
彼女は、本名を教えてくれましたが、自分の正確な歳は最後まで明かしてくれませんでした。
名字は菖蒲(あやめ)と言いました。
「結婚したら名字も花の名前になったの…………」
そうおどけて話していたのを思い出します。
あの時、私は30歳でした。
結婚したばかりでした。

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2016/05/16(月) 16:40 小噺 PERMALINK COM(0)
じゃーん!
お持ち帰りしちゃいました!……と。
おお、かわゆい寝顔だねえ。
亮君、亮君、ねえ、ちょっと、ここ、私の部屋だよ、いいの?
それに亮君寝てるの、私のベッドなんだけど、いいの?
ハイ、ゆすっても、起きない、と。
大分飲んだもんねえ。
というより、私が飲ませたのか……ははっ。
お酒弱いの知ってるんだ。
何事も事前のリサーチは大事なんだよ。
亮君、覚えててね。
じゃんじゃん飲ませたあとは、担当部署の先輩である私が、新入社員を責任を持って、送ります! って一次会で帰って来ちゃったもんねえ。
ハイ、責任を持って私が、最後まで、残さず漏らさずいただきます!
じゅる、じゅる……おっと、ヨダレが……。
じゃ、手始めに……。
ごめん、亮君、前からやってみたかったことがあるの、いい?
ちょっと、痛いかも知れないけど、我慢してね。
ごめんね……ちょっと上に乗るね……よっこいしょ、と……。
では、いきます……。

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2016/05/13(金) 09:55 ショートショート PERMALINK COM(0)
ホテルのベッドの上だ。
俺は座っている彼女の後ろにぴったりと身体を付け、両手で彼女の太ももを開かせた。
右手を伸ばし、彼女の脚の中央に手を差し込むと、そこを中指でなぞった。
彼女の中央の割れ目はもう、濡れて開いていた。
亀裂の縁に沿って指を滑らす。
顔を彼女の肩に載せる。
耳元に囁いた。
「見て、こんなにぐちょぐちょだよ……」
「いやん、そんなこと……やらしいわ……」
一度指を離すと、ぬめりが付着した中指を彼女に見せた。
「見て、ほら……」
「いやっ……」

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2016/05/07(土) 16:39 ショートショート PERMALINK COM(0)
香奈ちゃん、おめでとう。
ここから見る、香奈ちゃんのウェディングドレス姿、とっても素敵よ。
前からドレスは純白でなくちゃだめって言ってたもんね。
やっと念願が叶ったね。
とっても綺麗。
香奈ちゃん、本当に幸せそうな顔してる。
大好きな康平君と、これからはずっと一緒にいられるんだものね。
私もうれしい。
康平君も今日は一段とかっこいいね。
香奈ちゃん、康平君にぞっこんだったもの。
香奈ちゃん、いつも康平君の自慢話ばっかりなんだから、少し妬けたわ。
背が高くて、顔も整っていて、多分街を歩いていたら、ほとんどの女の子が振り向くわ……おまけに優しいし。
香奈ちゃんにはもったいなくらい。
それに、たくましいし……。
たくましい……そう、康平君は、たくましい……。
あの大きな体で包まれながら、彼のあの大きなのが体の中で動いたら……。

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2016/05/06(金) 16:10 短編小説 PERMALINK COM(0)
『無精子症』

夫が妻に言った。
「大変だ、俺の親父が、無精子症だって、わかったんだ」
「え、そんな……じゃ……あなたは……」
「いや、まだ、遺伝するかどうか、わからない……」


2016/05/02(月) 12:35 小噺 PERMALINK COM(0)
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