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昼間だというのに、リビングのカーテンは閉め切られている。
徹は、テレビの前の一人掛けのソファーで身動きできないでいた。
口はタオルで猿ぐつわをかまされ、手足はガムテープでぐるぐる巻きに縛られている。
今、目にしているのは、妻、由美子と男の重なり合う姿だった。
二人とも下半身だけ裸だ。
男が、四つん這いになった由美子の腰を抱え、後ろからグッと下半身を押し出す。
「いやあああっ!」
由美子が仰け反り、声を上げる。
そのひと突きで、男のものが由美子の中にすべて入ったのがわかった。
「くうぅっ……意外といい締まりしてやがるぜ……」
薄ら笑いを浮かべ、由美子との結合部分をのぞき込む。
男は四十代前半に見える。
由美子の白い尻を見下ろしながら、腰を前後に動かし始めた。
由美子の尻越しに、男のへそまで続く縮れ毛が見え隠れする。
男の目には、由美子から出たりは入ったりする自分の怒張したものが映っているはずだ。
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2016/02/29(月) 12:33 短編小説 PERMALINK COM(0)
「おい、これ、お前にだ……」
校庭の隅だった。
昔の学級委員長から俺に一枚の封筒が渡された。
今掘り出されたばかりのタイムカプセルの手紙だ。
その封筒には『春香』の名前と『未来の最愛の人へ』と書いてあった。
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2016/02/26(金) 08:44 ショートショート PERMALINK COM(0)
深夜だった。
薄暗い部屋の中では、パイプベッドがきしむ音と、くぐもった若い女の声だけがが響いている。 
麻里の脚の間に男が分け入り、そこに激しく腰をぶつけていた。
無理矢理こじ開けられた体の痛みに耐えて、のどからこぼれそうになるうめき声を、手で覆い押しとどめていた。
「ちくしょうっ!」
男が言い放つ。
身体をゆさぶられながら、パジャマの上がたくし上げられた。
ブラジャーを強引にずり上げる。
あらわになった乳房がまるでむしり取られるかのように掴まれた。
「ちくしょうつ! レイコのやつ、ちくしょうっ!」
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2016/02/25(木) 08:41 ショートショート PERMALINK COM(0)
彼の住んでいるところはわかっていた。
彼は私には話さないけれど、この前二人でドライブに行ったとき、こっそりカーナビの『自宅』のボタンを押してみた。
彼は自宅を登録していた。
日曜日の朝。
彼は今日は家にはいない。
昨日の夜「明日は接待ゴルフなんだ」と言っていた。
電車を乗り継いで来た。
駅からは歩いた。
地図と記憶を頼りに。
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2016/02/24(水) 07:59 ショートショート PERMALINK COM(0)
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