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ふと目が覚める。
窓から午後の海風が入り、火照った体を気持ちよくすり抜ける。
ああ、あのまま眠ってしまったのね。
あなたも私の背中にぴったり体を寄せ、寝息を立てている。
お尻に当たるシーツが冷たい。
私たちが愛し合った証しがシーツを濡らしている。
まだ私の中からあなたのがあふれ出てくるがわかる。 
私の胸を後ろから包むあなたの大きな手に、私の手を重ねる。
サイドテーブルに置かれた二人のパスポート、腕時計。

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2016/04/12(火) 12:53 ショートショート PERMALINK COM(0)
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