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床がきしむ古いアパートの部屋。
襖一枚隔てた隣の部屋では小学3年生になる娘の頼子が眠っていた。
午後10時。
離婚して初めて出来た年下の彼。
一週間振りに私に会いに来てくれた。
力強く突き上げる彼の腰の動きに、思わず高い声が出てしまう。
襖の向こうを気にしながら口を手で塞ぐ。
頼子が起きてしまわないように。
襖は建て付けの悪さで、合わさり目に大きな隙間が出来ている。
「美智子、今日はいいだろ? 中に……」
「だめよっ、あっ、だめっ」
彼の動きが更に早くなる。
彼が終わりに近づいているのがわかる。
また襖に目をやる。
幼かった頃の記憶が断片的に思い出される。

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2016/04/08(金) 13:07 ショートショート PERMALINK COM(0)
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